■コレステロールの薬 副作用 一覧
コレステロールの薬 |
薬品名 | 薬の副作用 |
スタチン系薬剤 |
リピトール・セルタ・メバロチン・リポバス薬など |
腹痛や倦怠感、横紋筋融解症など |
陰イオン交換樹脂製剤 |
コレスチラミン・コレスチミド・コレバイン薬など |
便秘・満腹感など |
プロブコール |
シンレスタール・ロレルコ薬など |
軟便・下痢・食欲不振など |
小腸コレステロールトランスポーター阻害剤 |
エゼチミブ・ゼチーア薬など |
軟便・下痢・食欲不振など |
ニコチン酸製剤 |
ニコチン酸トコフェロール・ニコモール・ニセリトール薬など |
顔がほてったり赤くなる |
フィブラート系製剤 | ベザフィブラート・リピディル・フェノフィブラート薬など |
肝機能障害や筋肉に異変など |
EPA薬 |
イコサペント酸エチル |
胃の不調や吐き気など |
1、スタチン系薬剤(HMG-CoA還元酵素阻害剤)・・・リピトール・セルタ・メバロチン・リポバスなど
コレステロール生成に必要な「酵素」を抑制し、主に肝臓で作られるコレステロールを下げる薬。特にLDLコレステロールを下げる効果があります。
禁忌事項:フィブラート系製剤との同時服用は禁忌。横紋筋融解症の発生率が高まります。
2、陰イオン交換樹脂製剤・・・コレスチラミン・コレスチミド・コレバインなど
体内のコレステロールは、肝臓で生成→体内循環→肝臓に戻り→肝臓で再生成を繰り返します。この「肝臓に戻り」という行程を抑制させコレステロールを下げるのが、陰イオン交換樹脂製剤の役割です。
3、プロブコール・・・シンレスタール・ロレルコなど
コレステロールの生成を抑制し、総コレステロールを20%近く下げる薬です。LDLなども下げる事が出来ますが、同時にHDLも下げる事になるというデメリットもあります。
4、小腸コレステロールトランスポーター阻害剤・・・エゼチミブ・ゼチーアなど
2007年に発売された新しいコレステロール薬です。肝臓から生成されるコレステロールと食べ物にあるコレステロールを小腸から吸収されるのを抑制します。LDLを下げる一方、HDLは増えるといった好都合なコレステロール薬です。
重度の肝臓病の方は、スタチン系薬剤との飲み合わせは良くありません。
5、ニコチン酸製剤・・・ニコチン酸トコフェロール、ニコモール、ニセリトールなど
肝臓による中性脂肪の生成を抑制して、HDLコレステロールを増やす働きがある薬です。総コレステロールと中性脂肪を15%ほど下げると言われています。
スタチン系薬剤との併用は出来ません。
6、フィブラート系製剤・・・ベザフィブラート・リピディル・フェノフィブラートなど
中性脂肪を30%~40%ほど下げる薬として使用頻度が高いコレステロールの薬です。またLDLコレステロールを下げてHDLコレステロールを上げる作用もあります。
7、EPA薬(イコサペント酸エチル)
青魚(鰯、秋刀魚、鯵など)に含まれる不飽和脂肪酸で出来た薬です。血液をサラサラにして、中性脂肪を下げます。私は毎日青魚を一匹食べてます。
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