「LDL/HDL比」の記事でも書きましたが、HDLコレステロールが低いとLDL/HDL比が2.0を超え、動脈硬化や心筋梗塞の可能性を高める事になります。
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HDLコレステロールが低い場合、
1、動物性脂肪を避け、植物性脂肪を摂る。肉類を避けて、青魚や大豆製品である豆腐や納豆を食べる。
2、ウォーキングや水泳などがベストですが、自転車や車を使わないで歩いたり、エレベータは使わずに階段を使うなど、HDLコレステロールが低い場合にはこのような運動が有効です。
3、禁煙・禁酒する。特に喫煙は、HDLコレステロールを低い状態にすると言われています。また飲酒は中性脂肪を上げますので、良くありません。
4、肥満気味の方は、低いカロリーに制限する事も忘れずに。
5、ナッツ類の成分であるα-リノレン酸が、低いHDLコレステロールを上げる働きがあります。
HDLコレステロールが1mg/dl低いと、心筋梗塞の確率が2~3%ほど上がると言われています。またHDLコレステロールが35mg/dlより低い人は、50mg/dl以上の人よりも心筋梗塞の確率が2倍以上なると言われています。
このようにHDLコレステロールが低いのも大きな問題ですので、早めの対策が大切です。